【歴史と類似】阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件

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  特に、原発事故は制御困難な異常事態に陥り、放射性物質が漏れ続け、国内外に不安を広げている。石橋克彦・神戸大名誉教授が提唱した大地震と原発事故が重なる複合災害「原発震災」そのもの。毎日新聞は原発震災への備えの必要性を繰り返し訴えてきたが、耐震性の強化などが十分図られる前に、現実のものになってしまった。

  発生から日がたつにつれ、未曽有の出来事が重なる「罪」が脳裏によみがえる。阪神大震災発生から約2カ月後、私は被災地で取材していた。ある朝、被災地の様子を伝えるテレビの画面が、突然、東京都内の映像に切り替わった。地下鉄サリン事件の発生だった。それ以降、ニュースの主役はサリン事件になり、被災地の扱いは次第に小さくなっていった。学生ボランティアの男性に「被災地は忘れられてしまったのでしょうか」と怒りにも似た視線を投げかけられた私は、返す言葉がなかった。

引用:発信箱:原発震災の罪=永山悦子(科学環境部) - 毎日jp


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1995年(平成7年)1月17日、淡路島北部沖の明石海峡を震源とした、M7.3の大地震、阪神・淡路大震災が発生。日本の高速道路は耐震性があるという安全神話は脆くも崩れた。
地震の被害に悲しみも癒えぬ、同年3月20日、カルト新興宗教団体のオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件が発生した。神経系の化学兵器を使った大都市の事件に世界に衝撃を与えた。

そして、あれから16年後の3月11日、東日本大震災が発生・・・。

16年前、地震後の恐怖として無職・無臭のサリンが都心を襲ったが、今回は、福島第一原発から、福島県をはじめ東日本、そして世界へ・・・。

見えない、匂いのしない放射能が人々を襲っている。
今度は、日本の原発の根拠のない安全神話が崩れ去った。

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出典:原子力安全委員会委員の紹介
参考:原発推進学者が次々懺悔 「国民に深く陳謝する」 : J-CASTニュース


地下鉄サリン事件が発生してから、オウム真理教は国民の批判にさらされた。一連の事件で27名が死亡している。
今回の原爆の事件では4月12日のニュースで確認できる範囲で、原発関連で3名が死亡している。
参考:原発関連の死者3人、負傷29人 枝野長官が発表 - asahi.com

それにしても、今回の原発震災の被害の大きさに対して、国民の行動は小さくはないだろうか。
放射能の、人体への影響は、7世代にも及ぶ」と、ロシアの科学者が危惧している。

政府やマスコミの報道で、分かりにくいのであれば、東電(原子力・保安員)をオウム、放射能をサリン、原発をサティアン(核施設でもいい)と見立てればいい。

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それでも落ち着きを見せて、ただ、福島原発の行方を見守るだけであろうか。政府が「安全」とこだましているなら、なぜ、枝野の家族が震災後シンガポールにきて、地元大騒ぎという記事が出てくるのだろう。

今後、どれくらいの人にどの程度の健康被害が出てくるのか、想像がつきません。
しかし、過ぎてしまった時間は取り戻せません。


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参照→福島第一原発事故!政治団体設立と選挙における革命!


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